ひん岩

いしや

2020年06月28日 21:05

梅雨前線が南下してきましたね~。お陰で,日射しは遮られましたが,湿度が半端ない。。。

先週は折角の部分日食だったのですが微妙でした(笑)
家には数年前に買っていた

が役にたつ時が来ていたのに・・・。
でも,日食の最大の2分前には

と観察することができました。ありがたや。

そして,この雨で生育の悪かった、トウモロコシの品種のピュアホワイトSPが少しだけ良い感じに

ただ,重さはないし,粒も少し隙間が出来たり・・・ま,この経験を来年に生かしましょう。土づくりも一からです。

で,本題。

現在では学術用語としては仕様されなくなって,石英閃緑ポーフィリーとでもなるのでしょうか。しかし,ヒン岩の方が使いやすいではある。。。
で,場所がポイントなんですが,岩手県の葛巻町産です。
これは,「岩手の地学-第22号」に「岩手県内の火成岩から学ぶ結晶分化作用」という論文になっています。ただ,今ではボーエンの反応系列だけでは不十分ではありますが,古典的なものも大切です。ま,一番は好奇心なんですが(笑)

黒い角閃石,白い長石,透明な石英などが確認できます。


オープン

クロス
全体のバランスが良いですねぇ~。

今回の主役の角閃石

クロス
角閃石の周りが少しぼやけているのが解ると思いますが,黒雲母が出来ているとのこと。

クロス
角度を変えるとはっきりしてきます。
うん,面白い!!!成因など考えると,この岩石の時間軸が観えてきてワクワクします。
他にも斜長石の累帯構造やら見どころ満載です。

ちなみに現在は地域の地形なども大分変り,採石場は跡形もなくなっています。川床も微妙で最初は諦めていましたが,
地元の石材屋のおじちゃんに話を聴いて露頭に気付いた感じです。

当地を訪れて時間が経っていますが,また行きたいですねぇ~。

ではまた♪


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