りかやの閑話休題

理科人として興味のおもむくままに何やかんややっています。しかし,歳を重ねていくと日々忘れていくことの多さに驚き,記録することの大切さを実感して始めたブログです。

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てぃーだブログ

岩石薄片

蛇紋岩

寒の戻りですねぇ~♪昨日の暑さが嘘のようです!ある程度続くようなのでいろいろと出来そうです!!!

で,本題。最近,とみに思うのが岩石の表情の多様さ。外面(表面)と内面(薄片)でも大きく異なることがあります。実際に薄片を磨ってみないと解らないのであります。昔使っていた輝緑岩という名称付けられているのものが薄片を磨ってみると実は緑色岩だったりします。
で,蛇紋岩もこれまでにも数枚磨っていますが,やはり手元にある試料のは作っておいて,”蛇紋岩っていう岩石もこんだけいろいろな表情を魅せますよ”ってのを残さなきゃと思うのです。教科書などには”典型的”なものしか載りませんから。

と,まぁ,だらだらと書きましたが。

前に記事にした蛇紋岩と同じ露頭から
蛇紋岩
オープン
蛇紋岩
クロス
滑石だとか炭酸塩鉱物などが観られるのだと思います(苦笑)まだ,”これが・・・”と言えるほど理解してないし,細かいんですよねぇ・・・

蛇紋岩
オープン
蛇紋岩
クロス
黒いつぶつぶが沢山確認できますが,鉄鉱物。反射とかは観てないので,磁鉄鉱なのかクロム鉄鉱なのかとかは解りませんが。

で,産地を移動し
町屋石とか笹石などと呼ばれているもの。水戸藩の時代には御用石として採掘されていたそうです。
蛇紋岩
オープン
蛇紋岩
クロス
で,これの面白いのが,コマチアイトに似ていて結晶がスピニフィックス構造とるということ。興味のない方にはなんのこっちゃですが,これが出来るには今の地球の火山活動では極僅かな例外を除いて観られず,地球内部がもっと高温だった太古代のマグマじゃないと観られないとのことです。うん,地史が凄く気になりますねぇ~。成因は研究し尽くされているのかなぁ~。

蛇紋岩
オープン
蛇紋岩
クロス
もいっちょ
蛇紋岩
オープン
蛇紋岩
クロス
ここら辺の微細な鉱物も観れるようにしたいですねぇ、、、

とまぁ,まだまだ蛇紋岩だけでも更に表情が増えそうです。さてさてゴールがないぞ(笑)
ではまた。



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