露頭探し沖縄の地質
恩納村編⑤
今週末からはどうも梅雨の足音が聞こえてきそうな感じですね~。夏が来るのですね・・・。はやく植え付けとかしなくては。しかし,暑いんだよなぁ~。
とまぁ,気落ちしていても仕方ないので本題。
名護からちょっと戻って恩納村。しかしまぁ,海岸線の長さが・・・(笑)

こんな場所からスタートです。ここいらは比較的薄い砂岩と泥岩の互層になっています。

で,褶曲も細かいのです。

で,何とも言えず美しいのがこの単層。写真上部では平行なんですが下部では

うねっています

うねっています!!!こういう層内褶曲は観ていて美しいですねぇ~。この褶曲などは”雲”や”煙”などをデフォルメして描くときなんかに使われる書き方に見えます。

でも,30 m程歩くと1 m程度の礫を挟んだりもします。

ここにもあるよとビーチロック。
で,ここで考えさせられる一枚。

元は付近に生えていたモクマオウかと。海岸浸食でこげな風になっています。恐らく近くで工事していた護岸改修で潮流変わってしまった為になったのでしょう。わたくしの地元でも護岸改修で10 mくらい砂浜が無くなったことがあります。
バランスって難しいですね~。落としどころをどの視点に持っていくかで大きく変わりますね。
で,トコトコ歩いてって

泥優勢の薄互層ですが墨流しみたいでとても綺麗です。暫し感慨にふけります。
で,ここいらは遠浅なとこなのでいろいろな地形が観られます。で,それらは地層の中にも残され,昔の”その場所の環境”を教えてくれることになります。
例えば,

リップルマークの断面。
地層中にこれが観られれば,”その地層が出来た時にはその場所が砂浜だった”というのが解ります。その地層が例え山奥にあったとしても,古い時代には”そこ”は海だったのです。

で,左右非対称になるので海側・陸側も推測できます。ま,地層中の断面は2Dなので3Dとして確認しなくてはいけませんが。
他にも

こんなのも残ります。

カレントクレッシェントマークというややこしいやつ。・・・彗星型かな?(笑)
で,これは引き波の時に障害物となった小石の裏に,水が流れ込んで削った痕になります。
これも

3Dで観れれば古い流れの方向が解ります。
やはり意識するって大切ですね。以前はほとんど気にも留めなかったのに(苦笑)

最初,メスフラスコかと思いました(笑)ガラスの厚みさえあれば・・・(笑)

で,スナズルがやっぱり気になりますねぇ~。やりたいこともあるし。

植物の芽生えって凄く”凛”としていて好きなんですよねぇ~♪しかし,よくもこんな浸透圧が半端ないとこに生えられますね。凄いなぁ。

で,夕日に染まるリップルマークなど。

リップルとデューンの共演(笑)ま,基本的には同じもの。波長が違ったりします。
で,ふと足元を見ると

こんなのや

こんなの。さて,どなたの巣でしょうか?これが,上手く型として残ると”生痕化石”と呼ばれることになります。これも堆積環境を示す大事な要素になります。
灯台もと暗しです。ほんとに歩かないと気付かない事ばかりですねぇ~。
さてさて,次はどこを歩こうか。
ではまた。
とまぁ,気落ちしていても仕方ないので本題。
名護からちょっと戻って恩納村。しかしまぁ,海岸線の長さが・・・(笑)

こんな場所からスタートです。ここいらは比較的薄い砂岩と泥岩の互層になっています。

で,褶曲も細かいのです。

で,何とも言えず美しいのがこの単層。写真上部では平行なんですが下部では

うねっています

うねっています!!!こういう層内褶曲は観ていて美しいですねぇ~。この褶曲などは”雲”や”煙”などをデフォルメして描くときなんかに使われる書き方に見えます。

でも,30 m程歩くと1 m程度の礫を挟んだりもします。

ここにもあるよとビーチロック。
で,ここで考えさせられる一枚。

元は付近に生えていたモクマオウかと。海岸浸食でこげな風になっています。恐らく近くで工事していた護岸改修で潮流変わってしまった為になったのでしょう。わたくしの地元でも護岸改修で10 mくらい砂浜が無くなったことがあります。
バランスって難しいですね~。落としどころをどの視点に持っていくかで大きく変わりますね。
で,トコトコ歩いてって

泥優勢の薄互層ですが墨流しみたいでとても綺麗です。暫し感慨にふけります。
で,ここいらは遠浅なとこなのでいろいろな地形が観られます。で,それらは地層の中にも残され,昔の”その場所の環境”を教えてくれることになります。
例えば,

リップルマークの断面。
地層中にこれが観られれば,”その地層が出来た時にはその場所が砂浜だった”というのが解ります。その地層が例え山奥にあったとしても,古い時代には”そこ”は海だったのです。

で,左右非対称になるので海側・陸側も推測できます。ま,地層中の断面は2Dなので3Dとして確認しなくてはいけませんが。
他にも

こんなのも残ります。

カレントクレッシェントマークというややこしいやつ。・・・彗星型かな?(笑)
で,これは引き波の時に障害物となった小石の裏に,水が流れ込んで削った痕になります。
これも

3Dで観れれば古い流れの方向が解ります。
やはり意識するって大切ですね。以前はほとんど気にも留めなかったのに(苦笑)

最初,メスフラスコかと思いました(笑)ガラスの厚みさえあれば・・・(笑)

で,スナズルがやっぱり気になりますねぇ~。やりたいこともあるし。

植物の芽生えって凄く”凛”としていて好きなんですよねぇ~♪しかし,よくもこんな浸透圧が半端ないとこに生えられますね。凄いなぁ。

で,夕日に染まるリップルマークなど。

リップルとデューンの共演(笑)ま,基本的には同じもの。波長が違ったりします。
で,ふと足元を見ると

こんなのや

こんなの。さて,どなたの巣でしょうか?これが,上手く型として残ると”生痕化石”と呼ばれることになります。これも堆積環境を示す大事な要素になります。
灯台もと暗しです。ほんとに歩かないと気付かない事ばかりですねぇ~。
さてさて,次はどこを歩こうか。
ではまた。
この記事へのコメント
りかや様
いつもお世話になっております。
近くに海があるという、私にはうらやましい環境ならではの記事ですね・・・
とても勉強になりましたよ・・・
私も以前はビーチコーミングに行ってましたが、日本海側はアジアのゴミ溜め状態で、まともな物が拾えなくてヤメてしまった経緯があります。
意外と岩石のバリエーションがあるのも興味深かったですね
また楽しみにしております。
いつもお世話になっております。
近くに海があるという、私にはうらやましい環境ならではの記事ですね・・・
とても勉強になりましたよ・・・
私も以前はビーチコーミングに行ってましたが、日本海側はアジアのゴミ溜め状態で、まともな物が拾えなくてヤメてしまった経緯があります。
意外と岩石のバリエーションがあるのも興味深かったですね
また楽しみにしております。
Posted by Lime at 2019年05月10日 09:21
Lime様
コメントありがとうございます。こちらも季節によって海洋側は大変な事になりますが,そちらは比較にならないぐらいなんでしょうね。。。
県外の海岸線をちゃんと歩いてみて海流散布種子を探してみたいです。
岩石は県外とは比較になりませんが,場所によってはシンプルにはならないですね~。付加体って感じです(笑)
ではまた~。
コメントありがとうございます。こちらも季節によって海洋側は大変な事になりますが,そちらは比較にならないぐらいなんでしょうね。。。
県外の海岸線をちゃんと歩いてみて海流散布種子を探してみたいです。
岩石は県外とは比較になりませんが,場所によってはシンプルにはならないですね~。付加体って感じです(笑)
ではまた~。
Posted by いしや
at 2019年05月11日 23:26
