りかやの閑話休題

理科人として興味のおもむくままに何やかんややっています。しかし,歳を重ねていくと日々忘れていくことの多さに驚き,記録することの大切さを実感して始めたブログです。

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てぃーだブログ

雑記

ユインチ鉱山を満喫

いやはや,ようやく冬らしくなってきました。素晴らしい!!!活動がスムーズにできます(笑)

そんななか,寒さを楽しめる場所へ。賜った無料宿泊券で鉱山を満喫します(笑)

本題。実は沖縄島本島南部には,鉱山が存在します。県民なら皆が知っているはずの佐敷の丘の上にある場所です。
ここはとても面白い場所で,南部にある”クチャ”と呼ばれる泥の元となった,暗灰青色シルト岩から出来ています。島尻層群。

で,歴史的には米軍統治下や琉球政府時代,近年では1960年代や80年代に石油や天然ガスなどの地下資源を求めて調査が行われました。で,結果として,石油は無いけど,水溶性ガスは行けんじゃないかということで話は進んだんですが,まぁ,ガスだけに直ぐに飛んでしまった話なわけです。(さすが沈み込み帯ってくらいに地層がズタズタなので貯留層が断層で切られるんですね...)
が,しかし,そんな調査をしていくなかで,掘れば出てくる温泉をもとに施設が建ってってのが今のホテルなわけです。

前置きが大分,長くなったんですが,なんていうか・・・最高でしたな(笑)今回,宿泊券で泊まれたのが室内風呂付きの部屋。

ユインチ鉱山を満喫
室内には温泉に纏わる話がきちんと書かれています!!!素晴らしい♪

で,必ずじっくり観てしまう成分表
ユインチ鉱山を満喫
やっぱり,温泉成分と地下の地層を考えると,どうやってこの成分が多くなったのかとか,水の循環を妄想するのが楽しくてたまりませんねぇ~♪
実は島尻の地下で行われたボーリングでは,”ヨウ素”がかなり豊富で沖縄の新たな鉱物資源になるかもとの期待もあります。ヨウ素は日本では千葉県が有名で世界第2位の生産量を誇っています。
そんな,千葉県の地下かん水にも劣らない含有量を沖縄の地下かん水も持っているのです。問題は地下構造ですが・・・。。。さすが沈み込み帯(笑)


温泉の色は
ユインチ鉱山を満喫
赤褐色の濁り湯です。塩化物泉なので,硫化水素の香りはしません。ま,成分的には,ごく少量含まれてはいますが。
あわよくば,この水からイオン交換樹脂使ったりして,ヨウ素を単離したいですねぇ~。後処理大変ですが。。。

沖縄の温泉・ホテルにはあまり期待していなかったんですが,ここは本当にいいですね~。近くでは琉球石灰岩の地層も,島尻層も,はたまた歴史的な史跡・名勝も楽しめ,温泉では成分に心ときめかす素晴らしいスポットです。
師走から如月にかけては月一では泊りに来たいですね~♪内風呂付きの部屋は本当に最高です!!!

ヨウ素はまずは灰吹法から始めましょうかね(笑)その後,温泉水なども・・・。南部の資源についてはもっとちゃんと調べて,観てみよう!!!勿体ない♪

ではまた。

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