日に日に深まる秋。大豆もすくすくと育ち一安心といったところです。
秋の長夜はぽーっと石を磨くに限ります（笑）

そこで本題。以前に見付けた茨城県のメノウを磨きます。で，メノウの成分である石英の硬度は７程度なので乾式では少々損害が大きいので水切りにします。


一つ目


二つ目
二つ目の方が久慈川のメノウって感じがします！

切断面は

のと

になります。

研磨の最初は機械研磨でカーボランダムの＃８０を使って刃跡を消します。その後，＃３２０→＃６００といってアランダム＃１０００→＃２０００と面を整えた後に
手研磨の耐水ペーパーなどで磨きだします。
そうすると

ちょっといい感じになります。

ここまでくるともうひと頑張り。さらに目を細かくして磨き上げます。


といい感じになりました。個人的に（笑）

で，２枚目君は磨くといろいろな表情の部分が出てきます。
とここで，”磨く”という行為はそんなに好きではないのですが，磨くことで，それまでラフな面では観えなかった石の履歴が観えてきたりするのです。




石の中央部にはメノウが結晶化していくなかで最後まで液状だった場所がみえますし



極小な晶洞には結晶面が観られる水晶が成長していたりします。

で，一番興味深いのは



下の部分から，結晶化しその後，鉄分の多いケイ酸塩溶液が来て・・・と色々な妄想にふけることが出来ます♪何と愉しい時間でしょう（笑）ま，違うなら違うでそこも面白いですし!!!

最後に，やはりメノウは太陽光との相性がいいので西日を使って


こんなんや

こんなの。

うん，いいですね！メノウは物によっては磨くと面白いですね～♪
さてさて，次は何を磨きましょうかねぇ～♪
ではまた。